アジア

ベトナムの定番ブンチャーのレシピ

炭火焼きの豚つくねと豚バラを甘酸っぱいヌクチャムに浸けながら食べるハノイ名物。米麺・揚げ春巻きとともに楽しむ本格レシピです。

ベトナムの定番ブンチャーのレシピ
Author
上の
郷土レシピ.com代表
35 調理時間
2人前 分量
約420kcal カロリー

材料

  • 豚バラ肉(薄切り) 150g
  • 豚ひき肉(パテ用) 150g
  • ブン(乾燥米麺) 200g
  • にんにく 2かけ
  • シャロット(またはエシャロット) 2個
  • ナンプラー 大さじ3
  • 砂糖 大さじ2
  • 胡椒 少々
  • ぬるま湯 100ml
  • ライム果汁 大さじ2
  • チリ(輪切り) 適量
  • にんじん(千切り) 50g
  • レタス 3枚
  • パクチー ひとつかみ
  • ミントの葉 ひとつかみ
  • 青じそ 5枚
  • 豆もやし 50g

ブンチャー(bún chả)は、ベトナム北部・ハノイを代表する焼き豚と米麺のつけ麺料理です。炭火で香ばしく焼いたパテと豚バラ肉を甘酸っぱいヌックチャム(タレ)に浮かべ、冷たいブン(米麺)と生野菜をつけながら食べるスタイルが特徴。フォーと並ぶハノイのソウルフードでありながら、日本ではまだ知名度が低く、知る人ぞ知る一皿です。2016年にアメリカの元大統領オバマ氏がハノイの食堂でブンチャーを食べた場面が世界中に報道され、一躍国際的な注目を集めました。炭火の香りを家庭のグリルで再現する本格レシピをご紹介します。

ブンチャーの作り方

◎豚肉を漬け込む
豚バラ肉(薄切り)とひき肉(パテ用)をそれぞれ別のボウルに入れ、ナンプラー・砂糖・にんにく(すりおろし)・シャロット(すりおろし)・胡椒を揉み込む。ひき肉は小判形に丸めてパテを作る。どちらも冷蔵庫で最低30分漬け込む。(一晩漬け込むと味が深まり、より本場に近い仕上がりになる)

◎肉を焼く
グリルまたは魚焼きグリルを強火で熱し、パテと豚バラ肉を両面こんがりと焼く。表面に焦げ目がつき、脂がジュッと落ちる香ばしさがブンチャーの命。(途中で漬けダレを塗り重ねると照りと風味が増す)

◎ヌックチャム(タレ)を作る
温めたぬるま湯にfish sauce・砂糖・ライム果汁を合わせてよく溶かす。にんにく(薄切り)・チリ(輪切り)・千切りにんじんを加える。焼き上がった肉をタレに浮かべてそのまま提供する。(タレは甘・酸・塩のバランスが命。ライムとナンプラーを少しずつ加えて好みに調整する)

◎ブンを茹でる
ブン(米麺)を袋の表示通りに茹で、冷水でしめてザルにあける。食べやすい量をくるりとまとめて器に盛る。(ブンは冷たいまま提供するのがハノイスタイル)

◎盛り付け

ベトナムの定番ブンチャーの完成品 盛り付け画像
肉を浮かべたタレの器を中央に置き、ブン・レタス・パクチー・ミント・青じそ・もやしを周りに盛り合わせて完成。麺と野菜をタレにくぐらせながら食べるハノイスタイルで供する。

料理の歴史と背景

ブンチャーはハノイの路地裏に深く根付いた料理で、その起源は少なくとも20世紀初頭にはさかのぼると言われています。「ブン」は米麺、「チャー」は炭火焼きの豚肉を意味し、炭火文化が盛んだったハノイの旧市街でストリートフードとして発展しました。フォーが全国区の知名度を持つのに対し、ブンチャーはハノイ市民が「フォーよりもブンチャーの方がハノイらしい」と語るほど、北部のアイデンティティに結びついた料理です。

ハノイのブンチャー専門店では今も炭火を使い続けており、煙と香りが路地に漂う光景が街のシンボルになっています。南部のホーチミンではあまり一般的ではなく、提供する店も少ないため、ハノイを訪れた際に必ず食べるべきローカルフードとして旅行者に紹介されることが多い一皿です。2016年にハノイを訪問したオバマ元大統領が、著名シェフのアンソニー・ボーデインとともに庶民的な食堂でブンチャーを食べる場面がSNSで拡散され、一夜にして世界的な知名度を獲得しました。その店は現在も「オバマが食べた店」として観光名所になっています。
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