タイ・ラオスの定番ラープのレシピ
ひき肉にライム・ナンプラー・炒り米粉を和えるイサーン地方の国民的サラダ。辛酸っぱく香ばしい本格ラープを自宅で作る方法を材料・手順とともに紹介します。
材料
- 豚ひき肉(または鶏ひき肉) 300g
- もち米(カオクア用) 大さじ2
- エシャロット 3個
- ミントの葉 ひとつかみ
- パクチー 適量
- 青ねぎ 3本
- 乾燥チリ(粗びき) 小さじ1〜2
- ナンプラー 大さじ2
- ライム果汁 大さじ2
- 砂糖 小さじ1
ラープ(laab)は、タイ東北部・イサーン地方とラオスに共通するひき肉のハーブサラダです。炒ったもち米を粗く砕いた「カオクア」をまぶすことで生まれるザクザクとした独特の食感と、ミント・パクチー・青ねぎの清涼感が、ナンプラーとライムの酸味と絡み合う複雑な味わいが特徴。豚・鶏・牛とどの肉でも作れる懐の深さから、イサーンの家庭料理として日常的に食卓に並びます。カオニャオとソムタム、ガイヤーンと並ぶイサーン四天王のひとつ、本格レシピをご紹介します。
ラープの作り方
◎カオクア(炒り米)を作る
フライパンに生のもち米(大さじ2)を油なしで入れ、弱火で10分ほどきつね色になるまから炒る。粗熱を取ってからすり鉢またはミキサーで粗く砕く。(カオクアはラープの食感と香ばしさの要。省略不可)
◎ひき肉を火を通す
フライパンに少量の水を入れて中火にかけ、豚ひき肉(または鶏ひき肉)を色が変わるまで炒める。油は使わず水炒めにすることでさっぱりと仕上がる。粗熱を取る。
◎和える
ボウルにひき肉を入れ、ナンプラー・ライム果汁・砂糖を加えて混ぜる。乾燥チリ(粗びき)・カオクアを加えてさらに和える。最後にエシャロット(薄切り)・ミントの葉・パクチー・青ねぎを加えてざっくりと混ぜる。(ハーブは和えすぎず、食感を残すのがポイント)
◎盛り付け

器に盛り、ミントの葉を散らしてライムを添えて完成。生野菜(キャベツ・いんげん・きゅうり)と一緒に盛るとイサーンスタイルになる。
料理の歴史と背景
ラープの語源はラオ語・タイ語で「幸運」を意味するとも言われており、祝い事や祭りの席に欠かせない料理として長くイサーン地方に根付いてきました。もともとは生肉や内臓を使う「ラープ・ディップ(生ラープ)」が原形であり、現在も北タイの一部では生の豚肉や牛肉を使うバージョンが食べられています。
タイとラオスにまたがって広く愛される料理であるため、両国の間では「ラープはどちらの料理か」という文化的な議論が今も続いています。タイ側ではイサーン料理として、ラオス側では国民食として、それぞれ強いアイデンティティを持っています。チェンマイなど北タイのラープはスパイスの配合が異なり、ガラムマサラに近い「プリックラープ」という独自のスパイスミックスを使う点が特徴です。カオクアを使うイサーンスタイルとスパイスを使う北部スタイル、ふたつの流派がタイにおけるラープの奥深さを物語っています。
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