タイの定番ソムタムのレシピ
辛・酸・甘・うまみの四味が一体となるタイ東北部イサーン発祥の青パパイヤサラダ。乳鉢でたたく本場の作り方と、カオニャオとの合わせ方をご紹介します。
材料
- 青パパイヤ 200g
- ミニトマト 6個
- いんげん 5本
- にんにく 2かけ
- 青唐辛子 2〜3本
- 干しエビ 大さじ1
- ピーナッツ(砕いたもの) 大さじ2
- ナンプラー 大さじ2
- ライム果汁 大さじ2
- パームシュガー(または砂糖) 小さじ2
ソムタム(som tum)は、タイ東北部・イサーン地方が発祥の青パパイヤサラダです。細切りにした青パパイヤをにんにくと唐辛子とともに乳鉢でたたき、ナンプラー・ライム・パームシュガーで仕上げる辛・酸・甘・うまみの四味が一体となった一皿。バンコクの屋台から地方の食堂まで、タイ全土で日常的に食べられており、いまや世界中にファンを持つタイ料理の顔です。そんなソムタムを本場の味に近づけるコツとあわせて、自宅で作れる本格レシピをご紹介します。
ソムタムの作り方
◎青パパイヤの下準備
青パパイヤは皮をむき、ピーラーまたは包丁で細切りにする。水にさらして5分ほど置き、水気をよく切る。(熟したパパイヤではなく、固い青いものを選ぶのがポイント)
◎乳鉢でたたく
乳鉢ににんにくと青唐辛子を入れ、粗くつぶす。干しエビを加えてさらに軽くたたき、香りを引き出す。(乳鉢がない場合はビニール袋に入れてめん棒で叩いても代用できる)
◎野菜を加えて仕上げる
乳鉢にいんげん(3cm幅)とミニトマトを加え、軽くつぶしながら混ぜる。青パパイヤを加え、ナンプラー・ライム果汁・パームシュガーを回しかけてざっくりと和える。
◎盛り付け

器に盛り、砕いたピーナッツを散らしてライムを添えて完成。カオニャオ(もち米)やグリルチキンとあわせるのがイサーンスタイル。
料理の歴史と背景
ソムタムのルーツは、タイ東北部とラオスにまたがるイサーン地方にあります。もともとはラオ族の伝統料理であり、青パパイヤではなく地元の野菜を使ったシンプルなたたきサラダでした。20世紀に入り出稼ぎ労働者とともにバンコクへ広まる過程で、青パパイヤが主役に定着。現在のナンプラーとライムを使ったスタイルへと洗練されていきました。
タイには地域によって数十種類のバリエーションが存在し、干しエビの代わりに塩漬けカニを使う「ソムタム・プー」、ビーフンを加えた「ソムタム・ウンセン」などが知られています。共通するのは乳鉢で食材をたたくことで生まれる独特の食感と、注文を受けてから作る「作りたて」の文化。屋台のおばちゃんが客の好みに合わせてその場で辛さを調整する光景は、タイの食文化を象徴する風景のひとつです。
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