タイの定番グリーンカレー(ゲーンキアオワーン)のレシピ
フレッシュなグリーンチリとヤシ乳の爽やかな辛さが特徴のタイを代表するカレー。本格ペーストの作り方から仕上げのコツまで丁寧に解説します。
材料
- 鶏もも肉 300g
- グリーンカレーペースト 大さじ2〜3
- ココナッツミルク 400ml
- タイナス(またはズッキーニ) 1本
- 水煮タケノコ 80g
- コブミカンの葉 4枚
- タイバジル(またはスイートバジル) ひとつかみ
- ナンプラー 大さじ1.5
- 砂糖 小さじ1
- サラダ油 大さじ1
- 赤唐辛子 飾り用・適量
- ジャスミンライス 適量
ゲーンキアオワーン(แกงเขียวหวาน)は「甘い緑のカレー」を意味するタイ料理の代名詞的な一皿です。青唐辛子・コブミカンの葉・バジルをたっぷり使ったグリーンカレーペーストをベースに、濃厚なコナッツミルクで仕上げる独特の風味は、辛さの中に甘さと清涼感が共存します。タイ三大カレーのひとつに数えられ、屋台から高級レストランまで幅広く愛されるこの料理は、フレッシュハーブの香りが命。市販のペーストでも十分美味しく作れますが、ひとつひとつの工程に意味があります。
グリーンカレーの作り方
◎ペーストを炒める
鍋またはウォックにサラダ油大さじ1を中火で熱し、グリーンカレーペーストを加えて1〜2分炒めます。(油と分離するまでしっかり炒めることで、ペーストの生臭さが飛び香りが引き立ちます)
◎ cocナッツミルクを加える
ココナッツミルク400mlのうち半量を加え、ペーストとよく混ぜ合わせます。中火のまま2〜3分煮てペーストを乳化させ、残りのココナッツミルクをすべて加えます。(缶の上部に固まったクリーム部分から先に加えるとより濃厚に仕上がります)
◎鶏肉を加えて煮る
一口大に切った鶏もも肉を加え、中火で7〜8分煮ます。アクが出たら取り除いてください。(鶏肉はしっかり火が通るまで煮込みますが、長く煮すぎると固くなるので注意します)
◎ナスとタケノコを加える
タイナス(またはズッキーニ)を半月切りにして加え、水煮タケノコも加えます。さらに5分ほど煮て野菜に火を通します。(タイナスは火が通りやすいので入れすぎに注意。食感が残る程度が理想です)
◎調味して仕上げる
ナンプラー大さじ1.5、砂糖小さじ1を加えて味を調えます。コブミカンの葉3〜4枚を手でちぎって加え、火を止める直前にタイバジルをひとつかみ加えます。(バジルは加熱しすぎると色が黒くなるので、火を止めてから余熱で混ぜ込む程度が美しく仕上がります)
◎盛り付け

温かいジャスミンライスを器に盛り、グリーンカレーをたっぷりかけます。コブミカンの葉・赤唐辛子の輪切りを飾り完成です。
料理の歴史と背景
グリーンカレーの記録が文献に登場するのは20世紀初頭のことで、タイのカレーの中では比較的新しい料理です。もともとタイ中部の宮廷料理として洗練され、青唐辛子の緑色がそのまま料理名になったと伝えられています。「ワーン(甘い)」という名前は辛さではなく、ペーストに使われるグリーンの品種が持つ甘い香りに由来するという説が有力です。
20世紀後半に観光業が発展するとともに世界中に広まり、今やタイ料理の顔として各国のタイ料理店でメニューに載らないことはないほどの地位を確立しました。タイ国内では家庭によってペーストの配合が異なり、バンコクのものはマイルドに、南部ではより辛く仕立てる傾向があります。現地では鶏肉のほかに牛肉・魚介・豆腐など具材のバリエーションも豊富で、ガパオライスと並んでタイの国民食といえる存在です。
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