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中国の定番水餃子のレシピ

中国北方地域で絶対的な主食として愛される「水餃子」。手作りの分厚い皮に包まれた、豚肉と野菜の濃厚な旨味。旧正月や家族の集まりに欠かせない、本場の熱気あふれる本格レシピをご紹介します。

中国の定番水餃子のレシピ
Author
上の
郷土レシピ.com代表
60 調理時間
3人前 分量
約45kcal(一個あたり) カロリー

材料

  • 【手作り皮】
  • 中力粉 300g
  • 塩 ひとつまみ
  • 常温の水 150ml
  • 打ち粉 適量
  • 【肉餡】
  • 豚ひき肉 250g
  • 白菜 3枚
  • 長ネギ 1/2本
  • 生姜 1片
  • 醤油 大さじ1.5
  • 酒 大さじ1
  • ごま油 大さじ1
  • 塩 小さじ1/2
  • 白こしょう 少々
  • 鶏ガラスープ 大さじ2
  • 【添え物】
  • 黒酢 適量
  • ラー油 お好みで

水餃子の作り方

◎小麦の香りと弾力を引き出す「皮」を練る
ボウルに中力粉(または強力粉と薄力粉を同量混ぜたもの)を入れ、常温の水を少しずつ注ぎながら菜箸で混ぜ合わせます。粉がそぼろ状になったら手でまとめ、台の上に移して10分ほど力強くこね上げます。表面が赤ちゃんの肌のように滑らかになったら丸め、ラップをかけて30分以上休ませます。この時間が、茹でても破れないしなやかで力強い弾力を生み出します。

◎肉汁をたっぷり抱え込む「餡」を仕込む
白菜は細かいみじん切りにし、塩を振ってしばらく置いてから、布巾などで包んで水分を極限まで絞りきります。ボウルに豚ひき肉を入れ、醤油、酒、ごま油、塩、白こしょう、すりおろした生姜を加えます。ここで鶏ガラスープを少しずつ加えながら、肉が水分を完全に吸って粘りが出るまで一方向にぐるぐると練り続けます。最後に水分を切った白菜とみじん切りの長ネギを加え、全体を均一に混ぜ合わせます。

◎生地を切り分け、円形に伸ばす
休ませた生地を細長い棒状に伸ばし、1個あたり10〜12gの大きさに切り分けます。切り口を上にして手のひらで押し潰し、小さな麺棒を使って円形に伸ばしていきます。このとき、中心を少し厚く、縁を薄く伸ばすのが、茹でた時に肉汁の重みで皮が破れるのを防ぐ伝統的な知恵です。

◎餡を密閉し、たっぷりの湯で茹で上げる
伸ばした皮の中央に餡を乗せ、半分に折りたたんで縁をギュッと力強く圧着します。大きな鍋にたっぷりの湯を沸かし、餃子を静かに入れます。お湯が激しく沸騰してきたら、「差し水(びっくり水)」をカップ半分ほど加えます。これを2〜3回繰り返すことで、皮の表面が引き締まり、中の肉にはじんわりと完璧に火が通ります。

◎湯気と共にすくい上げ、黒酢で食らう

中国の定番水餃子の完成品 盛り付け画像

盛り付けた水餃子

餃子がふっくらと膨らみ、表面にツヤが出て浮き上がってきたら茹で上がりの合図です。穴あきお玉ですくい、水気を切って大皿に盛り付けます。中国の黒酢(香醋)を小皿に用意し、熱々のうちに黒酢をたっぷりとくぐらせて、溢れ出す肉汁を逃さないよう豪快に頬張ってください。


中国 国旗

中国の国旗

広大な中国大陸、特に小麦の栽培が盛んな北方地域において、「餃子(ジャオズ)」といえば、たっぷりの湯で茹で上げる「水餃(シュイジャオ)」を指します。日本人にとって餃子はおかずの一種ですが、本場ではそれだけで食卓が完結する立派な「主食」です。最大の魅力は、小麦粉と水だけで一から手作りされる、モッチリと吸い付くような分厚い皮。熱々の湯の中で踊るように茹で上げられたその皮を噛み破れば、中から豚肉の野性味あふれる旨味と、白菜やニラの甘みが溶け出したスープがジュワリと溢れ出します。黒酢を少しつけ、立ち上る湯気と共に頬張るその瞬間は、まさに至福のひとときです。今回は、本場の家庭で代々受け継がれてきた、皮から作る本格的な水餃子のレシピを紐解いていきましょう。

料理の歴史と背景

水餃子の歴史は非常に古く、漢の時代の名医が、冬の寒さで耳にしもやけができた民衆を救うため、体を温める食材を包んだ料理を考案したのが始まりという説があります。以来、餃子は家族の健康と繁栄を願う象徴となりました。特に中国北方の春節(旧正月)には、大晦日の夜に家族全員が集まり、何百個もの餃子を包むのが最も重要な行事です。餃子の形が古い通貨(元宝)に似ていることから、新年に富を呼び込む縁起物としても大切にされています。質素な粉と肉が、家族の手を介して最高のご馳走へと変わる。水餃子には、どんな困難な時代も家族で身を寄せ合い、たくましく生き抜いてきた人々の温かな絆が込められています。

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